松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

小学1年生からの英語教育ってどうなの?【一般質問②】

9月議会で一般質問を行いましたが、
2番目のテーマはグローバルスタディ科についです。

いま、小学校の英語教育は5年生から、「外国語活動」としてやっています。
国は学習指導要領の見直しをしていますが、
2020年から小学校の外国語活動を3年生からにおろして、
5年生からは教科化しようとしています(つまり成績評価される)。 

さいたま市ではなんと今年(2016年)から、
小学校1年生から全学年で「グローバルスタディ科」という教科名で英語教育が始まりました。
教科なので、1年生から成績がつけられます。

さいたま市HP/新しい英語教育「グローバル・スタディ」を実施しています
http://www.city.saitama.jp/003/002/008/005/p022049.html


わが家にも小学生が2人いるので、ある意味他人ごとではありません…。

外国語指導助手(ALT)や非常勤講師を大量に雇うことなどから
予算は4億円ほどかかっています。

少人数(35人)学級を1学年増やすのに必要な予算が約3.5億円。

予算の使い方としてもどうなのかな、という思いもありますが、
今回はそのことは問いませんでした。

主に2つの観点で質問したのですが、
国に大きく先駆けて1年生からかつ成績までつけることの意味。
2つ目は、教員の負担増につながっている問題です。

一つ目について。
1,2年生は年間わずか10時間の授業数。どれだけ身につくものか。
効果ありとする根拠は何か、といったところを問うたのですが、
要は推進派の大学の先生の意見を頂戴して内容をつくっているので問題ない、
という答弁でした。

「英語教育を1年生からやってます!国際化が進んでます!」
と宣伝したいがために「先にありき」で
教育における意味合いについてまともな検討を
市教育委員会は行っていないなと感じました。
もっとはっきり言えば市長のトップダウンで進められたというのが色濃く出ている
というのが実態ではないでしょうか。

また、子どもの立場に立ったとき、
なんでもつめ込めばいいのでしょうか。
1年生で言えば、ひらがな・カタカナを習い始めて間もなく、
まだ学校生活にも慣れていないような時期に
英語で歌いましょう、踊りましょう、とはじまるのですから、
担任の先生にとって、また子どもにとっても、
これはたいへんなことです。
1年生からやることはどう考えても無理があります。

二つ目について。
いまでも教員の長時間労働や過重負担が問題になっています。
そもそも教員免許の英語は中・高校であって、
小学生の英語免許はありません。
つまり、小学生の英語教育を大学で専攻した人はいません。
今までやったことないことをやりつつ、成績をつけることを前提に教えるとなれば
授業準備が簡単なものではないことは容易に想像ができます。

また、質問でも指摘したことですが、
ALTの募集に当たっては、
「簡単な日常会話レベルの日本語が理解できること」
が条件になっていますが、
実際にはほとんど全く日本語ができないALTも入ってきています。
そのことで授業の打ち合わせにたいへんな苦労が生じている実態があります。

小学5・6年および中学では英語の教員免許を持っている非常勤講師をつけていますが、
1日5時間(14時半退勤)、または学校規模によっては複数校かけもちになっていることから、
特に小学校では打ち合わせをする時間の確保が困難になっている実態もあります。

これまでにも教員の多忙化が指摘され、
授業準備の時間の確保すらたいへんな状況があるのに、
新たな英語教育による負担を現場にかぶせるのは問題だし、
結局、普段の授業準備にしわ寄せがくることも懸念される状況があります。

しかし、こうした実態や問題をつきつけても教育委員会は
「ALTや非常勤講師が学級担任と協力して授業の準備をするので教員の負担にならない
と答弁しました。
その協力者との準備が新たな負担を呼び起こしている実態を指摘しているのに、
それについては全くこたえず「負担にならない」と言い張る神経が全く理解できません。

それどころか
「今後続ければ慣れて打合せも簡略化できるようになる」と
負担がこれから軽くなるとまで言い出す始末。
教員たちが毎年同じ学年で教え続けるのでしょうか?
何年たっても最初のテキストを変えないつもりなのでしょうか?
毎年同じALT・非常勤講師と組むのでしょうか?
まった現実を見ない答弁です。
開いた口がふさがらないとはこのことです。

これでは現場でがんばっている教員のみなさんが報われないな、と
非常に悲しい気持ちになりました。
このような問題を直視できない教育委員会が進める学校教育を受ける
子どもたちの未来に不安しか覚えない、というのが正直なところです。

直接的にはグローバルスタディ科の問題ではありますが、
いまのさいたま市の教育が抱える問題が鋭く表れてると感じました。

引きつづき、小学生の子を持つ親の一人として、
学校教育の問題にはしっかりとりくんでいきたいと強く思いました。


1609 一般質問
↑教育長・副教育長の席の方を向いて質問してます。

消費税増税はこの際きっぱり断念を【一般質問報告①】

いま行われているさいたま市議会9月定例会(9月議会)で一般質問を行いました。

1年3か月ぶり、議員になって2度目の本会議場の質問とあって緊張しました。
何回かに分けて報告をしていきたいと思います。

一つは公正な税制について市長の認識を質しました。

特に消費税です。
安倍政権は消費税10%増税の二度目の延期を行いました。
2019年10月に、今度こそ10%に税率アップをしようというものです。

しかし、GDPの約6割をしめる個人消費は2年連続マイナス、
勤労者の実質賃金は5年連続マイナス。
景気の好循環のカギである個人消費と
それを支える労働者の賃金の低下が続いているのが現状です。

さいたま市でも、10年前に比べて市民の年平均所得が約19万円落ち込んでいます。
地域経済についても市地域経済動向は相変わらず雨模様で下降を続けています。


さいたま市HP/さいたま市地域経済動向調査の結果
http://www.city.saitama.jp/005/002/001/p015145.html

安倍首相はアベノミクスをふかすなどと言いつつ、
なんら個人消費を活性化させるような具体的な手立てを打とうとしません。
これでは地域経済も落ち込む一方!
ということで、消費税の税率10%引き上げをやめるように求めました。

市の答弁は
「消費税は、税の偏在性が少なく、特定の物に負担が集中せず、税収が安定」
「増加する社会保障費と財政健全化を同時に達成するうえで極めて重要な財源」
と消費税増税を擁護するもの。

国会の政府答弁丸写し、
かつつっこみどころ満載の答弁に終始しました。

あわせて税の公正性という観点から、
せめてタックスヘイブン問題に切り込むよう国に意見を上げることを求めたのですが、
「国の動向を注視したい」との答弁。


その国はパナマ文書も調査しようとしないようなやる気ゼロなのですから、
それを追認しているだけということです。

ひるがえって、市民に対しては負担増と福祉削減、徴税強化をしてくるわけですから、
今の清水市長はまるきりプチ安倍政権だな、という思いを強くしました。

127万市民のくらし、地域経済を守る立場に立って、
国に対し言うべきことは言う、というのは当然のことではないでしょうか。


1609 一般質問②

9月14日に一般質問をします

9月7日からさいたま市議会9月定例会(9月議会)がはじまりました。

さいたま市議会/平成28年9月定例会のご案内
http://www.city.saitama.jp/gikai/002/teireirinji/teireikairinjikainojouhou12/p041085.html

今議会で、一般質問にたつことになりました。
昨年6月議会以来なので1年以上ぶりですね。
本会議場での質問なので緊張します…。

質問日時は
9月14日(水) 13:00~13:40

です。

インターネット中継も行われています。
傍聴もしくは視聴をしていただけたらうれしいです。

さいたま市議会/インターネット議会中継
http://www.saitama-city.stream.jfit.co.jp/

日本共産党からは神田よしゆき市議(北区)が代表質問を行います。
こちらもぜひ応援してください。
16年9月議会 傍聴呼びかけビラ


予定している質問としては、
消費税の再延期が行われた事を受けて、
きっぱり断念するよう国に求めるよう市長に迫りたいと思います。


また、さいたま市では今年4月から「グローバルスタディ科」という名前で
小学1年生からの英語教育がはじまりました。
が、教員の負担、系統性に疑問が持たれるカリキュラムなどなど様々な問題が噴出しています。
子どもにとってこれで身になるものとなるのかたいへん疑問な実態があるので質したいと考えています。

放課後児童クラブ(学童保育)についてもとりあげます。
今年(2016年)の4月に、放課後児童クラブへの入所を申し込んで
入れなかった子どもがさいたま市で1300人以上もいました。
地域によっては2年生や3年生でも入れない、という実態があります。
市の責任で整備することをしっかり求めたいと思います。
とりわけ緑区の中心地街である東浦和や、
区画整理事業が進むもとで人口が増えている地域を学区とする尾間木小学校には
公立放課後児童クラブも公設民営のクラブもありません。
行政がまともな責任を果たしていない一方で、
尾間木学童クラブのみなさんが3カ所も運営してたいへんがんばっています。
公設民営の学童をつくる計画がもともと市にあったのに、
市は進めていないのが現状です。
原因を明らかにして計画をすすめるよう求めたいと考えています。

さいたま市にLRTの整備計画が持ち上がっています。
その名も「東西交通大宮ルート」。
国からは400億円かかるという試算が発表されています。
福祉や教育の充実を求めるとお金が無い、という一方で
大型開発には惜しみなく税金を使う、という
さいたま市の現状が端的に表れているように思います。
緑区美園地域と大宮方面を結ぶ公共交通が弱く、
改善の要望もいただいています。
しかし、それがLRTなのか、どうなのか。
見極めるためにもしっかり質したいと考えています。

緑区には新見沼大橋という有料道路が通っています。
償還まであと10年かかる見通しです。
う回車による交通安全の問題などあります。
無料化の前倒し実施とともに、
騒音対策や安全対策などを求めたいと思います。