昨夜は子どもたちと皆既月食を見ました。

夕食の時間帯ということもあり、ずっと見ていたわけではありませんが、ちょこちょこと外に出て見ました。

久しぶりに元理系の気持ちがよみがえり(いちおう、高校は理数科、大学は理学部卒)、子どもたちより興奮して見てしまいました。

上の子は小学2年生だけあって、それなりに理解しているようです。
今朝のニュースで皆既月食が出てきた時も、「ぼくが見たのも赤かった」などと言っていたので、けっこう印象に残ったようです。

将来どのような道に進もうと、自然科学への関心は人生を豊かにする、というのが私の実感です。
私自身はかつては自然科学(とりわけ生命科学)に多大な興味を持ったものの、40歳になって政治家をめざすという選択をしています。

地球温暖化など環境問題や放射能汚染対策など、政治が直接かかわる分野は多数ありますし、
市政を分析するうえでもどうしても数字、データといったものが必要になります。
自然科学を学ぶ中でつかんだものの見方や考え方、知識は必ず力になると確信しています。

子どもたちにも大いに自然に、科学に、興味をもってほしいと願っています。
ただし、産業に役立てる、成果ばかり追い求める、というような狭い範囲だけの「理科教育」は御免です。
ましてやテストの点数ばかりを追求すればかえって理科嫌いを生むことになります。
実験や観察は手間暇がかかりますが、自然科学のおもしろさを一番感じ取れるのではないでしょうか。
そういう意味では大人数では丁寧に実験や観察をするのはたいへんです。少人数学級を全学年に広げていくことも大事な条件づくりになると思います。

さいたま市はエリート教育には熱心ですが、全体の教育条件を良くすることには消極的なので、しっかりお金をかけるよう求めていきたいと思います。


↓うちの安物コンパクトデジカメで撮りました(^_^;)
 3枚目が隠れた状態ですね。連続して見ると地球が回っていることを感じます。
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