今週の「松村としおホッとLINEニュース№3」ができました。

1410 松村としおニュース③

今度のニュースは少人数学級と奨学金改革です。
少人数学級については先に書いたので今回は置いといて、
奨学金についてです。

「松村としおニュース」で紹介している日本共産党の奨学金改革の提案は以下のリンク先です。
ぜひ、お読みください。

学生が安心して使える奨学金に――奨学金返済への不安と負担を軽減するために
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/10/post-597.html


この提案は、

「“奨学金という借金”が若者の未来を押しつぶす」と、
今の奨学金制度がが学生を支援するどころか、
逆の働きをしていることを告発したうえで


「奨学金の本来の役割にふさわしい改革を」と、
奨学金返済への不安と負担を軽減し、
教育の機会均等を保障するにふさわしい奨学金制度に改革すると、
以下の提案をしています。

1 学生の有利子奨学金を無利子に
2 奨学金返済が若者の生活を追いつめないように返済方法を改善する
  (1)既卒者の奨学金返済の減免制度をつくり、生活が困窮する場合の救済措置を講ずる
  (2)延滞金、連帯保証人・保証料を廃止し、返済困難者への相談窓口を充実する
  (3)すべての貸与奨学金を所得に応じた返済制度にする
3 給付奨学金をただちに創設する

ちょっと漢字が多いのがアレですが(^_^;) 、
特に3番の「給付奨学金」は本来の奨学金という意味では絶対にやるべきです。

さいたま市議会でも2012年(平成24年)6月議会で、
国に給付奨学金制度をつくるよう求める意見書が全会一致で可決しています。

給付型奨学金制度の創設を求める意見書
http://www.city.saitama.jp/gikai/003/001/003/p018152_d/fil/2406iinkaiteisyutsugian5.pdf 

この意見書の発端は、市内に住む学生を中心にした若者たちが、
さいたま市で給付型の奨学金制度をつくってほしい、という趣旨の請願を
日本共産党が紹介議員になって市議会に提出したことにあります。

「さいたま市で」というところは他会派と折り合いがつかなかったものの、
「国に求めよう」ということで一致しました。

国がやるのは当然ということで党派を超えて一致したのはよかったのですが、
私としては国を待たずして、さいたま市独自で給付奨学金制度をつくるべし、と考えます。

なお、新潟市のホームページの資料によれば、
全国に20ある政令市のうち、
市独自で給付型の奨学金制度を持っている自治体は
以下の8つです。
(2012年(平成24年)度)

札幌市、千葉市、横浜市、川崎市、京都市、大阪市、神戸市、堺市

奨学金貸付事業(PDF:52KB) - 新潟市
http://www.city.niigata.lg.jp/shisei/gyoseiunei/gyoseikaikaku/jigyoshiwake/h24/kaigikekka.files/2-9.pdf

というわけで、すでに先行している自治体もあるし、
さいたま市近隣の政令市=千葉、横浜、川崎はすでに制度を持っているのですから、
ぜひともさいたま市でも給付奨学金制度を創設するよう求めていきたいと思います。