昨日の一般質問の内容について、
前半部分を紹介します。
1506 一般質問(松村) (1)


「子育て支援の拡充について」ということで、
一点目に、認可保育所の増設を求めました。

さいたま市は、この4月、認可保育所入所を申し込んでも、
入れなかった子どもが1815人もいました。

この実態を直視して改善するよう求めました。
市は「積極的に認可保育所等の整備を進める」
との答弁でした。
近年まったくつくっていない公立認可保育所も含めての整備を求めたのですが、
「更なる民間活力による整備を進める」とのこと。

民間任せの結果、例年2000人近くも
申し込んでも入れないのが実態なのです。
国の姿勢の問題もありますが、ここは課題です。

南区・浦和区はマンション建設が多いことなどもあり、
とりわけ入れない子どもが多い地域です。

特別の対策を求めました。

私からは、蕨市がマンション業者と認可保育所を整備する協定を結んだことを例に、
不動産業者に認可保育所設置を求めるように提案しました。

 蕨市ホームページ
「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンの推進に関する官民連携協定(マンション建設に係るまちづくり協力協定)を総合地所株式会社と締結しました -
http://www.city.warabi.saitama.jp/hp/menu000009500/hpg000009431.htm

日本経済新聞:蕨市、総合地所と提携しマンションに認可保育所
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO76030030S4A820C1L72000/


二点目に学童保育所(放課後児童クラブ)の増設を求めました。
こちらもこの春、1200人を超える子どもが申し込んでも入れませんでした。

整備計画が低すぎることを指摘し、
公立も含めて増やすよう求めました。

認可保育所と同じく、
「民設の増設で対応する」「民設が速やか」とのこと。
その民間任せでこの事態なのですが!

また、公設民営での学童保育所の増設を求めました。
この間、緑区では「東浦和まちづくり事務所跡地」を利用して、
公設民営で学童を設置する計画が、
今年度にも事業着手の予定で進んでいました。

ところが、土壇場で予算がつかない、という事態が起きました。

市は「民間」任せがベストな対策だと言い立てます。
しかし、その「民間学童」を運営しているのは、働く親御さんたちなのです。
運営に携わる方に先日お話を伺いました。
働きながら、ギリギリの採算で、
たいへんな苦労をして運営をしている、
との訴えが重く響きました。

とりわけ、
「賃料の負担が重い」

「契約更新のたびに打ち切られないか不安」
ということを強調されました。

これが「公設」で設置されれば、

安定運営の大きな支えになります。

今回の質問ではこうした実態も紹介して、
「公設民営」を進めるよう求めました。

市の答弁では
民設学童保育所にとって
「新たに施設を確保することが運営者にとって
大きな負担になっている状況は十分認識している」
ということで、
「利用可能な公共施設の活用」を明言しました。
今後とも、確実に推進するよう求めていきたいと思います。

三点目に児童虐待防止の体制強化を求めました。
さいたま市の児童虐待相談は年々増えていることや
ケースワーカーの負担が重くなっていることを指摘し、
体制強化を求めました。
とりわけ、児童相談所の設置が
人口50万人当たり1カ所とされているのに、
人口126万人のさいたま市に1カ所しかないことを問題にし、
増やすよう求めました。

↓質問で使ったパネルです。自作です。
1506 児相CW担当件数パネル

市は児童相談所を増やす考えが無いことを表明しましたが、
現場の苦労や子どもたちのことを思うと残念です。

四点目に、子どもの権利条例の制定を求めました。
すでに川崎市などで制定されているもので、
子どもたちの意見をとりいれて(意見表明権を大事にして)
条例を制定するよう求めました。

いろいろな条件をつけたうえなので、いつの話になるか分かりませんが、
一応「条例の制定も視野に入れた議論を進める」旨の答弁がありました。


認可保育所や学童保育所、児童相談所など
行政が責任をもつ子どものための施設整備が
さいたま市は本当に遅れていること、
正面から向き合って改善しようとならないことを実感しました。

さいたま市は「国際」と名のつくイベントや、
特定の駅前の大型開発には
惜しみなく税金をつぎ込むのですが、
一般市民が利用するような施設の整備は、
恐ろしく慎重な姿勢を持っています。

言い方を変えれば、地方自治法に掲げられている
地方自治の本旨、「住民の福祉の増進」という視点が
決定的に欠けていることを痛感しました。

自分自身、子育て中ということも有って、
ぜひとも今度の一般質問で子どものことをとりあげたい、
という思いで質問しました。

自分の力量不足も感じましたが、
今後の課題として引き続き取り組んでいきたいと思います。

質問の報告の続きはまた明日に書きます。

↓上記質問部分の動画です。