さいたま市議会では諸課題ありますが、
その一つがICT化です。

議長の諮問を受けて、主に議会改革推進特別委員会で議論されています。
(党市議団の委員は山崎章・久保みき両市議)

情報通信技術を議員活動にどう生かすか、ということで
タブレット端末の導入を柱に情報伝達の迅速化やペーパーレスなどをはかろうというものです。

いまや時代の流れというか、今頃まだ議論をしているのかと言われそうな話ではありますが、
様々な疑問も出ています。

端末導入の費用や通信費など新たにかかるコストが
ペーパーレスなどによる削減効果に見合うのか。

議員も様々な年齢・職歴の方がいるため、
貸与されたタブレット端末を使えないことがおきないか。

議場で議員がみんなしてタブレット端末を見ていた場合に、
傍聴者からどう見えるのか、などなど。

こうした課題を置き去りにして拙速に進めればかえって税金の無駄遣いにもなりかねません。
日本共産党党市議団としては慎重な対応を求めてきました。

が、それだけではすまないので、党市議団としてメリットとデメリットを先行議会に学ぼうと、
全国で一番早くタブレット端末を導入したという飯能市議会を11月6日に視察してきました。

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当日は、飯能市議会副議長から(!)取り組み状況について、
紙使用量の削減や、災害時の情報共有、市と議員の情報伝達などで
成果をあげているとのお話がありました。


同時に、議員のなかには使い方が分からないなど不安の声もあったそうです。
そのため、全議員が使えるようにしようと、半年間の試用期間を設け、
4回にわたる講習会を行うなど丁寧な対応をしたとのこと。

また、ペーパーレス化も一気には進めず、議員間の合意を得ながら範囲を広げ、
費用も議員の個人負担を設けているとのことでした。


傍聴者からどう見えるのか、についてお聞きすると、
これまで問題視する意見は寄せられていないし、

むしろタブレット端末を導入したことが市民からも評価されているとのこと。

ちなみに、議場内でもインターネットに接続できるので、
タブレットで何を見ているか(しているか)は議員の資質の問題、
と厳しく指摘していました。

飯能市議会はタブレット導入から4年ということで、
端末の更新(買い替え)を検討しているとのこと。
(バッテリーがへたってきたそうです)
飯能市議会IT会議を構成してそうしたことも検討しているそうですが、
ICTに詳しい若手議員の積極的な提案とともに、
年配議員に配慮した形での推進を大事にしている、
との話は印象的でした。
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飯能市議会のとりくみは、先行しているだけに示唆に富んでいるものでした。
さいたま市は遅れて出発した分、先進の努力に学んで
意義あるICT化を進めていきたいと思います。