緑区にある浦和美園駅と都内をつなぐ埼玉高速鉄道(地下鉄7号線)。
これを岩槻駅まで伸ばして、さらに蓮田駅につなげようという計画があります。

4月20日に国土交通省の交通政策審議会が
「東京圏における今後の都市鉄道の在り方について」
という答申を決定しました。

国土交通省HP/東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)
http://www.mlit.go.jp/common/001128513.pdf

この答申には埼玉県に関わって、上記の埼玉高速鉄道のほか、
浦和美園駅と大宮駅をつなぐ「東西交通大宮ルート」が盛り込まれ、
「駅空間の質的強化に資するプロジェクト等」に大宮駅が入っています。

日本共産党は、埼玉高速鉄道について
公共交通網の充実という観点から推進してきた経緯があります。
しかし、岩槻駅までの延伸計画については高額な事業費が見込まれ、
昨年には870億円という試算がさいたま市から出されました。

↓上記答申で掲載された埼玉高速鉄道に関する地図
地下7答申地図


ところで国の財政支援を受けるには、
30年で採算が取れる、という見込みが必要です。
ところが、採算まで50年近くかかる、
とさいたま市は試算しています。

国の財政支援が受けられれば
費用の3分の1は国が、
3分の1は鉄道事業者が、
3分の1は県と市が負担することになります。

つまり、国の支援がないと、県と市の負担が跳ね上がります。
市は870億円の事業費を減らすなどできないかなどと
再計算をしようとしていますが、それほど大きく減るとは思えません。

そして県と市の負担割合は決まっていません。
ところが市長は来年度中の「事業着手」を目指しています。

一方で「財政がたいへん!」といって福祉を次々削減し、
必要な公的施設も「ハコモノ」だとしてつくらないのに、
市の財政をいくら投じることになるかもわからない事業は
「着手」しようというのですから呆れます。

いまの状況を冷静に見れば、
市民の税金をどれだけ投入するかわからない延伸計画は
ストップするしかありません。

東西交通大宮ルートはどうでしょうか。
いまだに市からはルートや交通方式、
費用などがいっさい明らかにされていません。
(交通方式については他会派でLRTを求めている議員もいます)

↓上記答申に掲載された地図
東西交通大宮ルート答申地図


にもかからず、こちらも市は事業着手に向けて進んでいます。

公共交通網の充実については私も多くの要望を受けています。
しかし、なにも多額の税金を投入する鉄道でなくてもいいのではないでしょうか。

コミュニティバスなど身近な公共交通こそ充実すべきです。
その方がお金もかかりません。

来年は市長選挙もあるので、交通政策について
清水市政の継続か転換かが問われることになるでしょう。

↓5月13日の東浦和駅での宣伝。
IMG_20160513_203625
手に持っているのはJCPmagagineです。
内容は以下のURLからご覧ください。
http://www.jcp.or.jp/web_download/2016/05/post-393.html