松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2014年09月

市民アンケートへのご協力ありがとうございました

松本さん、コメントありがとうございます。
加川市議からのバトンタッチ、成功させるためにがんばります!

いまの政治は国政も地方も、強者の応援が中心になっています。
それが教育にも松本さんが指摘するような形で表れているのでしょう。
富めるものが者がいっそう富むことで全体が豊かになる、
という考え方といってもいいかもしれません。

しかし、現実は違います。

表題の市民アンケート(日本共産党さいたま市議団による)には1700通を超える回答が寄せられたとのことですが、議会報告とあわせて配布されています。

Q.ここ数年であなたのくらしはどうなりましたか?
 よくなった・・・3%
 悪くなった・・・68%
 変わらない・・・22%
 無回答・・・7%


7割近くの方が「悪くなった」と回答しています。

悪くなった原因というのがこれまた問題です。

Q.悪くなった原因は何ですか?
 1位 公共料金があがった・・・19%
 2位 年金が減った・・・17%
 3位 税金・保険料が増えた・・・17%


いずれも政治が暮らしを悪い方へ、苦しい方へ導いているというのが市民の実感ということでしょう。

1409 議会報告


実際、さいたま市で値上げしたものは多数あります。
国民健康保険税、介護保険料、住民税、上・下水道料金、公立学童クラブ保育料、などなど。
さらに消費税の増税に合わせて、公共料金や公共施設の使用料にも増税分を上乗せしています。 

加えて先般の6月議会で65歳以上で障害者になった方への医療費支援を今後は打ち切り、さらにいま開かれている9月議会に難病患者への見舞金の支給を打ち切る条例を提案するなど、福祉を次々削減しています。

値上げにしても、福祉切り捨てにしても、いずれも反対しているのが日本共産党だけ、というのもたいへん残念な現状です。
市長も、各議員も、選挙の公約では値上げや福祉削減を掲げていません。
国や市長の値上げ・福祉削減にすべて賛成するだけ、というのは市民に対して不誠実な態度ではないでしょうか。

市民アンケートの自由記述欄にはこんな声が寄せられています。

●給料は全然あがらないのに(むしろ下がってる)、出ていくお金が年々増えていく。住民税高すぎ!
●年収300万で高校・大学に進学させるのはきつすぎる。だけど進学してほしい。奨学金を返済不要にしてくれれば私立大も夢ではないと思う。
●公的でない老人ホームは金額やサービスが施設によってものすごく違うと聞いています。そこそこの値段で老後をすこやかに暮らしたいというのがささやかな望みです。
●ツール・ド・フランスなんか必要ありません。下水道料金を上げないでください。
●さいたま市は極度に公共料金が高い。
●産後、仕事復帰がしずらいため、出産前に退職。増税で家計がさらに苦しく。国民健康保険税高すぎる。就活中でお金がない者にとっては本当につらい。
●もっと弱い者にうるおいを。あたたかい政治を望む。
●(消費税について)私たちは年金もまともにかえってこない世代なのにまだ取るかという思い。高収入の人から多く税金を取るべきなのでは?低収入、子どもの預け先もない(もしくは高額)。そのせいで働けない。しかも増税。いいことなし。
●年金が減少しているのに、国民健康保険税、介護保険料は10年前の2倍以上値上がりしている。なるべく病気にかからないよう努力しているが、本当に苦しい。これからも年金は減少するのか。不安で夜も寝られぬ。しかしお国のためならば我慢すべきなのだろうか。老人の年金を少なくしないよう研究してください。
●子どもを産んだ。育児休業で収入が減った。安心して共働きできる環境をつくってほしい。
●皆が普通に働いて、普通に生活、普通に結婚、普通に子育て、普通に老後を迎えられる世の中であってほしい。


ごくごく一部ですが、紹介させていただきました。
本当にたいへんななかで暮らしている、というのが多くの市民の実感だと思います。

さいたま市は浦和駅・大宮駅などを中心にした大型開発に毎年170~200億円使い、
基金と言われるため込み金を600億円以上も保有しています。
市の財政はさいたま市になって以来、黒字決算を続けています。

負担増・福祉切り捨ては仕方のないことではありません。
さいたま市の財政力は政令市屈指のものです。

もとは市民のみなさんの税金なのですから、市民のために使うのは当たり前のことです。
さいたま市の財政を市民の手に取り戻すためにがんばります!

美園地域に新設中学校の建設を

緑区の美園地域は、「ウィングシティ」と称した開発がすすめられ、人口が急増しています。

さいたま市/みそのウイングシティ

人口が増えれば当然、社会的なインフラ整備も必要になります。
浦和美園駅東口では、コミュニティ施設や図書館などが入る複合公共施設の建設が進められているのも住民から強く要望されていたからです。
 
こうしたなかで美園中学校が3年後には教室不足になる見通しです。
要望の強い特別支援学級を設置する教室もないというのが現状です。

すでに大門に学校用地を市は2011年(平成23年)度に取得していて、あとは建設するだけなのですが、市はいまだに具体的にすすめていません。

加川義光市議の議会質問に対し、市は「生徒数の推移を見て適切な時期に判断する」と言っています。
最近建設された美園小学校は設計から完成まで4年かかっています。
3年後に教室不足になる見通しの下では、すでに「適切な時期」に入っているのではないでしょうか。
それどころか、来年(2015年)度予算に設計費を計上しなければさらに時間がかかることになります。

しかも、いま美園中学校は自転車通学をしている生徒の割合が58%と6割近くにもなっています。
国道463号線などの大通り(しかも狭い!)が通学路となっていることから、保護者の方から交通安全に心配の声が寄せられています。 
これも中学校が新設されれば、大きく改善します。
住民の方からも中学校の新設を求める署名が1100筆を超えて市に提出されていることからも強い要望があることは明らかです。

こうしたことから、実情をうかがいに加川議員と住民有志(と私)で美園中学校を8月におとずれました。

↓美園中学校を訪問した時の様子。学校関係者のみなさん、ありがとうございました。
27 美園中学校視察 (4)
↓視察の様子を伝える日本共産党さいたま市議団ニュース(2014年9月7日号)
1409 美園中記事

調査で明らかになった事実をもとに、本日9月16日、加川市議が「議案外質問」でこの問題をとりあげました。

私も傍聴してきましたが、加川市議が来年度予算に計上するよう迫ったのに対し、市は「検討する」以上のことは答弁しませんでした。
それなりに前向きと感じたので、ぜひとも来年度予算に計上してほしいと思います。


なお加川市議は今日の質問で、大宮西高の中等教育学校への改編についてもとりあげました。
市は当初、生徒の完全入れ替えを計画しましたが、父母や生徒、卒業生からの「これでは伝統が引き継げないなどの」強い懸念を前に計画を一部変更しました。


さいたま市/(平成26年8月28日記者発表)さいたま市立大宮西高等学校の中等教育学校への改編スケジュールについて

しかし、これは高3生と中1生が1年間だけかぶるというものです。
大宮西高の伝統がこれで引き継げる、と納得できる人はまずいないでしょう。

ということを加川市議は質したのですが、市は「これから子どもの数が急激に減るので今から対策を考えているのだ」と 正当化するばかりでまともにこたえませんでした。
しかも、「子どもの数が急激に減る」という根拠となる数字も読み違えて過大に答弁。
加川市議に間違いを指摘されて訂正する、という一幕もありました。
結局、根拠も崩れて、結論先にありきということが明らかになったと感じました。

さらに大宮西高では改編を前にして来年度から30人学級が導入されます。
さいたま市では小1・2と中1は35人学級ですが、それを一気に飛び越えた編成基準です。
加川市議がその理由を質したところ、現場からの「手厚い教育を」という声に答えたもの、という答弁でした。

日本共産党は少人数学級の全学年導入を漸進的に導入することを提案しています。
子どもたちが確かな学力を身に着け、教員が丁寧な生活指導ができるようにするためにも小中学校の全学年で少人数学級を導入すべきです。 
今回、市が手厚い教育と少人数学級がつながっていることを答弁し、一部でも実行に移すのは重要です。
が、一部だけ、しかも選りすぐりの子どもに対してだけ、ということに対しては大いに疑義があります。

今日の加川市議の質問を傍聴して、さいたま市の教育施策がゆがんでいると感じました。
大宮西高をめぐってエリート教育のためには保護者・生徒の声も聞かずに押し進めてかつ手厚い教育を施す一方で、一般の子どもたちに対しては保護者からの強い要望があっても教室不足や危険な通学の現状で我慢させる…。

こんなさいたま市の教育を変えていかなければと強く思いました。

9月の主な宣伝予定

松本さん、コメントありがとうございます。

東浦和駅の北側に音響式信号機をつけてほしいというご要望についてですが、
場所はさいたま市緑区なので、浦和東警察署の管轄になります。 

また交通弱者用押しボタンはあるが用途がわからない、という点については調査してみます。
信号機等交通対策関連の要望は緑区各地より多数いただいています。
松本さんからいただいた要望とあわせて私の方でも警察に持って行きたいと思います。 

なお、埼玉県警のホームページに、信号機等についての意見・要望のページがあります。
ちょっとわかりにくいですが、松本さんがご自身で要望することもできます。
東浦和警察署に直接持ち込んでいただいてもいいのではないかとも思います。

標識BOX・信号機BOX(道路標識・信号機意見箱) - 埼玉県警察公式ホームページ

参考になりましたら幸いです。


9月の主な宣伝予定をお知らせします。
宣伝に参加してくださる方、大歓迎です。

16日(火) 東浦和駅  6:30~7:30
19日(金) 浦和駅美園駅東口  18:30~19:30
26日(金) 東浦和駅  17:00~18:00
30日(火) 東浦和駅  6:30~7:30
 
なお、予告なく中止したり場所を変更したりする場合もありますのでご容赦ください。 
(できるだけツイッターなどでお知らせします)

また、宣伝カーを毎日運行しています。
お騒がせしますが、ご協力よろしくお願いします。
見かけたら手を振ってくださるとうれしいです。

↓9月9日 東浦和駅での朝宣伝の様子です。
140909 東浦和駅宣伝


寄せられた市政への要望を緑区へ届けてきました

少し前のことになりますが、8月27日に緑区役所へ
みなさんから寄せられた要望をまとめて加川市議や住民のみなさんといっしょに届けてきました。

↓地図を示しながら要望を説明しています。
s-1408 区交渉 (5)

緑区役所への要望は、5月、6月に続いて3回目になります。

さいたま市議団がとりくんだアンケートに寄せられた要望とあわせて
全部で23項目にもなりました。

例えば交通安全対策ということで、次のような要望をしてきました。

●宮本1丁目610の境目が変則5差路になっています。近隣に住宅が大規模にできたことや道路が開通したことで児童数・交通量が増えています。この交差点は通学路にもなっていることから、安全対策が必要です。安全対策の標識とどの道路優先かを定めるなど交通の整理を行ってください。


● 三室のある交差点では、住宅が増えたことにより児童数・交通量が増えています。一時停止や通学路の安全確保の対策をしてください。

●東浦和駅前広場(駅を出て左側売店前)に段差ができています。つまづいて転ぶ人もいて危険です。補修して段差を解消してください。

●旧美園中近くの最近開通した交差点は通学路になっています。交通安全対策をしてください。


●国道463号線プラザイースト近く(中尾)の交差点の歩道にはポールがたてられていますが、狭くて怖いとの声が寄せられています。改善してください。

●新見沼大橋の通行料金は4月から消費税の増税分が大型車で上乗せされ、値上げされました。以前から同橋近隣では迂回する車により住民が危険にさらされています。迂回車を解消するためにも同橋を無料にしてください。

三浦地域(見沼区西山新田境)の交差点に一時停止線をつけてください。

●中尾のある道路には古い側溝の雨水の吸い込み枡の穴がそのままになっています。自転車・歩行者の障害になっています。改善してください。


 また公園や防犯などまちづくりに関する要望もたくさん寄せられており、次のような要望をしてきました。
 

●井沼方公園には多くの人が訪れますが、駐車場がありません。路上駐車の取り締まりだけでは解決になりません。同公園に駐車場を整備してください。

●原山3丁目小太田公園には日影が少なく、樹木もわずかしかありません。日差しをよける樹木を植えてください。

●新見沼大橋下にドッグランが整備されます。これを機に芝川の両側を一体的に整備してください。そのなかで芝川に橋を掛け、両岸の交通を容易にすることや、直売所や排水路の整備など農業支援を一体にすすめてください。

●大門の交番が美園駅前に移動したあとの大門地域の防犯対策について不安の声が住民からでています。大門地域に交番を設置してください。


 ほかにも空き家対策や大雨時の排水対策なども要望を出しました。
 
 住みよいまちづくりのため、寄せられた要望の実現に引き続き取り組んでいきます。
 お気軽にご相談ください。