松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2014年10月

2015年度から保育制度が大きく変わります

来年度から保育関係の制度が大きく変わることをご存じでしょうか。

「子ども・子育て支援新制度」といいますが、そのことでさいたま市が説明会を開催。

浦和会場の申し込みが早々に締め切られたので、
10月12日の与野会場(与野本町コミュニティーセンター)に申し込んで参加してきました。

制度の概要が1時間にわたって説明されてから質疑の時間がありましたので、
私も手を挙げて、何点か質問と要望を出しました。
「→」が市の回答の要点、その後の()は私の心のつぶやきです。

①小規模保育事業はA・B・Cと3タイプある(このこと自体説明もされなかったのも気になった)。特にC型は保育資格者がいなくてもいいというのは問題に感じる。安全対策をどのように考えているか。
→今のところC型に手を挙げた事業所はない。認可外保育所に対して行っている立ち入り調査を継続してやっていく、保育者の質の向上のため研修を受けられるよう制度を整えるとのこと。(それで大丈夫なのかは大いに不安なところです)

②来年度以後、年度途中で制度を利用する場合、保育の支給認定を受けるための申請から認定までの期間はどれくらいか。
→30日以内とのこと。(介護保険では認定が遅れることも多いのでしっかりやってください)

③保育料がどうなるかは国が基準額を示していないのでまだ何ともいえない、と説明されたが、消費税増税分で制度をつくるのだから、保育料を下げなければ保護者にとっては負担ばかり大きくなる。保育料が上がらないようにしてほしいし、むしろ下げる方向で検討してほしい。
→制度の充実に使われるのでご理解をとのこと。(まったく理解できませんが!)

④私は緑区から参加したが、これだけ大きく制度が変わるのだから、せめて全行政区(10区)で説明会を開催してほしい。
→会場の都合や、初めてのことでどれくらい来るかわからなかったので今回は4カ所だった。(事前申し込み制をとっていた時点でかなりの参加を見込んでいたと思われるのですが!)

また他に質問された方がいたので紹介します。
①認可外保育所等への保護者負担軽減制度はどうなるか
→継続利用も新規利用も引きつづき受けられるようにする。

②保育の必要量「標準時間」と「短時間」の認定は保育指数にどう影響するのか
→保育の必要量の認定と保育指数は別。保育指数は事業所に書いてもらう勤務(稼働)証明書に記載された労働時間が影響する。

さいたま市の保育指数の点数表はさいたま子育てWEBの以下のページの下部
「平成27年度保育施設利用調整基準表 」をご覧ください。

※上記の質問および回答の文責は私、松村としおにあります。


市の職員の方は「制度が少し複雑」と言っていましたが、本当に分かりにくいです。
市職員の方の説明が悪い、ということではなく、制度設計がおかしいからどうしようもないのです。

全体が終了した後も、多くの方が職員に直接質問をしていました。
100人を超える人がいる所で手をあげて質問をするというのは勇気がいるし、そもそも時間も少なかったです。
やはり、人数が少なかったとしても、全行政区で説明会をするべきです。
ちょうどさいたま市議選の直前に新制度がスタートするわけですが、来年はいろいろな混乱がおきるのではと心配しています。

この新しい制度をつくるのに、制度設計や電算システムの構築、各種申請書類のつくりかえなど、さまざまな実務が発生し、システム移行に巨額の税金が投入されています。
ちなみに今年(2014年)度予算では電算システムの移行の費用だけで約1.9億円が使われています。
その分、認可保育所を1~2カ所は増やせる額ですから、無駄だなぁ、と思わずにはいられません。

子どもが健やかに成長できる条件をどうつくるかは確かに難しい問題です。
保育制度だけでなく、労働環境の問題や、男性の意識も関係してくるからです。 

しかし、子育て世代に多大な経済負担を負わせ、子どもの保育の質を引き下げるような制度を許すわけにはいきません。 

日本共産党は新制度に反対してきたのですが、いずれにせよ新しい制度が始まる以上は、利用する子ども、親が不利益を受けることのないよう、改善を求めていきたいと思います。


なお、日本共産党のこの制度に対する基本的な考え方については以下のリンクをお読みください。

主張/「子育て新制度」/中身もすすめ方もひどすぎる


なお、市や内閣府のホームページには公式の説明がされていますが、うのみにしてはいけません。消費税増税を前提にしていることや、保育内容を充実しようとすれば保護者負担が増える仕組み(介護保険制度もそうなのですが)など、たくさんの問題点があります。
例えばということで参考にいくつかあげておきます。

(たまたま目についたもののリンクを貼っただけです)

全国保育団体連絡会/新制度学習・宣伝リーフ

一切報道されない「子ども・子育て新システム」の重大な問題点とは - NAVER まとめ

〈参考〉
さいたま市/子ども・子育て支援新制度について


↓親子が多く集う井沼方公園でうったえさせていただきました(10月11日)
 s-P1020043

通学路など美園地域の交通安全対策を市役所に要望

今日は市役所で、美園地域の住民の方と、主に交通安全対策を求めて市役所の職員に要望を行いました。

↓一番右が住民の方。右から加川市議と私。道路が狭い、という写真を市職員の方に見せてます。
10 対市交渉(緑区・道路) (3)


・新見沼大橋の東側(大崎地域)の抜け道が狭いので拡張など対策を

・県道105号線(さいたま鳩ヶ谷線、いわゆる日光御成街道)の縁石が低くなっているが、通学路にもなっていることから安全対策のため改修を

・県道105号線代山郵便局北側の道路が狭く、事故も起きているなど危険なため拡幅を。また郵便局前に横断歩道をつけて信号機の設置をすること

・イオン美園店北側(国道463号線)交差点にエレベーター付き歩道の設置を

などです。

ぜひぜひ、実現していきたいです。



今朝は浦和駅東口で宣伝を行いました。
新しいハンドマイクのデビューです。
ワイヤレスマイクが間に合わず、コード付きのマイクでしたが、久々の感触でした。最近はめっきりワイヤレスなので、なんだか懐かしくすらあります。

s-141010 浦和駅東口宣伝


 

皆既月食を親子で見ました

昨夜は子どもたちと皆既月食を見ました。

夕食の時間帯ということもあり、ずっと見ていたわけではありませんが、ちょこちょこと外に出て見ました。

久しぶりに元理系の気持ちがよみがえり(いちおう、高校は理数科、大学は理学部卒)、子どもたちより興奮して見てしまいました。

上の子は小学2年生だけあって、それなりに理解しているようです。
今朝のニュースで皆既月食が出てきた時も、「ぼくが見たのも赤かった」などと言っていたので、けっこう印象に残ったようです。

将来どのような道に進もうと、自然科学への関心は人生を豊かにする、というのが私の実感です。
私自身はかつては自然科学(とりわけ生命科学)に多大な興味を持ったものの、40歳になって政治家をめざすという選択をしています。

地球温暖化など環境問題や放射能汚染対策など、政治が直接かかわる分野は多数ありますし、
市政を分析するうえでもどうしても数字、データといったものが必要になります。
自然科学を学ぶ中でつかんだものの見方や考え方、知識は必ず力になると確信しています。

子どもたちにも大いに自然に、科学に、興味をもってほしいと願っています。
ただし、産業に役立てる、成果ばかり追い求める、というような狭い範囲だけの「理科教育」は御免です。
ましてやテストの点数ばかりを追求すればかえって理科嫌いを生むことになります。
実験や観察は手間暇がかかりますが、自然科学のおもしろさを一番感じ取れるのではないでしょうか。
そういう意味では大人数では丁寧に実験や観察をするのはたいへんです。少人数学級を全学年に広げていくことも大事な条件づくりになると思います。

さいたま市はエリート教育には熱心ですが、全体の教育条件を良くすることには消極的なので、しっかりお金をかけるよう求めていきたいと思います。


↓うちの安物コンパクトデジカメで撮りました(^_^;)
 3枚目が隠れた状態ですね。連続して見ると地球が回っていることを感じます。
P1020018

P1020019

P1020035

P1020037
 

楽しい「赤旗まつり」に行ってみませんか

日本共産党は数年に一度、
「赤旗まつり」というお祭りをやります。
今年は11月1~3日に開きます。


赤旗まつりホームページ

御輿がでるわけではありませんが、
ワイワイとアトラクションや音楽など文化を楽しんだり、
政治をテーマにしたプログラムがあったり、という
ユニークなお祭りです。

政治とはまつりごと、と言われますが、
政党がお祭りそのものをやってしまうというのもユニークです。
3日間を通して数万から10万人が参加するイベントで、
他にマネできる政党はないのでは、と思ってしまうほどです。

前回(2010年)の様子は以下のページで見られる動画をご覧ください。

おさそいムービー第2弾 食べて、遊んで、学ぶ 魅力丸ごと - 赤旗まつり

私は子どものころから親に連れられ、何度となく参加しています。
いったい今回で何回目なのやら(^_^;)

全国物産展で、まさに全国のおいしいものやおみやげが買えてしまうのが一番の楽しみです。
学生時代の友人たちに再開できるのも私にとっては楽しみの一つです。

ぜひみなさんもご参加ください。日本共産党のイメージがガラッと変わる!
かもしれません。

チケットは以下のホームページで。

前売チケット - 赤旗まつり
http://www.jcp.or.jp/maturi/2014/06/post-6.html

↓前回2010年に私が撮った写真。老いも若きも混じり合って政治の話や、雑談やら。
 向こうの方にも人がいますが、とにかくすごい人出です!
s-CIMG9051


ちなみに本日は東浦和駅で夕方に宣伝しました。 
だんだん暗くなるのが早くなってきましたね。
消費税の10%引き上げ反対をうったえました。

8%になっただけでも大変なのに、このうえ10%なんて、とんでもありません!
景気が悪くなれば税収も落ち込みます。財政再建と逆行します。
社会保障も良くなるものは何一つありません。
悪いことばかりの消費税増税はすべきではありません!

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