松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2015年11月

ヘイトスピーチを許さない@大宮

さいたま市をはじめ、全国のいくつかの都市で
本日(11月29日)ヘイトスピーチデモが行われました。

日本共産党さいたま地区委員会として
これは見過ごすわけにはいかないと
抗議のとりくみが行われました。

事前の抗議宣伝が「しんぶん赤旗」で報道されました。
【しんぶん赤旗】差別許さない社会を/さいたま ヘイトデモ計画に抗議 共産党が宣伝
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112814_01_0.html

ヘイトスピーチに対してはさいたま市議会として
「ヘイトスピーチ対策に係る法整備を求める意見書」
を昨年(2014年12月議会で)全議員の賛成で可決しています。

ヘイトスピーチ対策に係る法整備を求める意見書(全文)
http://www.city.saitama.jp/gikai/003/001/003/p26121910_d/fil/H26ginteisyutu14.pdf

決議では、ヘイトスピーチの問題点をあげ、
「ヘイトスピーチを放置することは、国際社会における我が国への信頼を失うことにもなりかねません。」
と指摘し、
 「国においては、ヘイトスピーチ対策に係る法整備を速やかに行うことを強く求めます。」
と国に対して対策を求めています。

私は当時まだ市議ではありませんが、
この決議の立場を共有するものです。

というわけで、
ヘイトスピーチデモの出発地点に集まって
日本共産党として抗議のスタンディングを行いました。
数十人くらいの参加で、ヘイトデモを圧倒していました。

党市議団からは山崎市議団長を先頭に、大木市議と私が参加しました。
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ちなみに私たちが手に持っているのは
法務省が作成したポスターです。
法務省ホームページからダウンロードできます。

法務省:ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.html

私はサッカーを見るのが好きですが、
ヘイトスピーチを放置しておくことができない、
ということを残念な形であらためて思い知ることになりました。

浦和レッズのサポーターと思われる人物が、
昨日の浦和レッズ対ガンバ大阪戦(チャンピオンシップ)の後に
人種差別的な書き見込みを
ガンバのパトリック選手に対して行ったということが報道されました。

G大阪FWパトリックがSNS上で人種差別の被害者に。本人は悲痛な想いを吐露 | フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2015/11/28/post123108/

浦和レッズのサポーターは以前にも
人種差別的な横断幕を掲げる問題を起こしています。

私の友人や日本共産党の仲間の中にも熱心なサポーターがいますが、
大部分のサポーターは熱心に、ひたむきに応援しています。

しかしながら、一部でもこうした人物がいることは
大変残念で悲しく思います。

こうしたことをくり返さないためにも、
ヘイトスピーチを許さない!
という声をしっかりと上げていきたいと思います。

美園小学校近く、綾瀬川に橋をかけることなどを埼玉県に要望

11月12日に岩槻区・緑区民のみなさんと、
埼玉県に要請行動を行いました。
大木市議(岩槻区選出)と秋山県議(春日部選出)も同席しました。

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美園小学校近く、綾瀬川に橋を!

これまでも近隣住民のみなさんとさいたま市に対して
綾瀬川に歩行者・自転車用の橋をかけてほしい、
と加川前市議のときから繰り返し要望を行ってきました。


美園地域の学校要求をさいたま市に届けてきました
http://m-toshio.blog.jp/archives/1014205732.html

また、私が6月議会の一般質問でとりあげたのですが、
なかなかさいたま市はつくるとは言いません。

河川管理者は県なので、
橋脚を川の中に建てるなどの際には
県の許可が必要になります。
いわば外堀を埋めるということで、
今回はじめて県にも要請をしました。

県土整備事務所の担当者とのやり取りの中で、
さいたま市から要請があれば協議に応じること、
現状では橋の建設にあたって特段障害はないこと、
が大筋確認されました。

さいたま市のやる気次第であることが明確になりました。
引き続き、さいたま市に対して強く求めていきたいと思います。


岩槻・緑区境の城南団地の道路冠水対策を!

9月の豪雨で、城南団地の道路が冠水し、
あわや床下浸水というお宅もありました。
私も雨がふって見回りや住民への聞き取りを行いました。

側溝清掃、街灯設置、道路舗装、公園遊具の修繕・・・行政と住民のパイプ役として
http://m-toshio.blog.jp/archives/1040148071.html

住民の方からは側溝のつまりの疑いが指摘されましたが、
つまっていなかったことがわかりました。

今回は二つ目の要請として、県に道路冠水対策などを求めました。
排水溝の整備(市とまたがる部分はあるのですが)と
大門下池調節池の排水などについて改善を求めました。

見沼田んぼで農業を営んでいる方も来ていたのですが、
周辺の開発が進んで、農地や緑地が減ったことも影響している
との指摘もありました。

9月の豪雨で調節池の水面がかなり上がったこともあり、
住民のみなさんは溢水しないかなどの心配声があがりました。
今後の調節池の運用については、要請があれば住民説明会を行う、
という回答を得ることができました。

また大門下池調節池はひとまず完成しているが、
底面の利用については市の管轄になるので、
乾いているときの利用方法については市に要望してほしい、
とのことでした。
ぜひ住民のみなさんの意見も聞いて、
有効活用を市に求めたいと思います。

今回の県要請の成果を踏まえ、
あらためて市に要望することを整理して
住民のみなさんと実現に力をつくしたいと思います。


11月13日の夕方、東浦和駅で宣伝を行い、
戦争法の廃止のうったえや議会活動の報告をしました。
最近は、5時過ぎにはもう暗くて肌寒いくらいです。
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議会のICT化をテーマに飯能市議会を視察

さいたま市議会では諸課題ありますが、
その一つがICT化です。

議長の諮問を受けて、主に議会改革推進特別委員会で議論されています。
(党市議団の委員は山崎章・久保みき両市議)

情報通信技術を議員活動にどう生かすか、ということで
タブレット端末の導入を柱に情報伝達の迅速化やペーパーレスなどをはかろうというものです。

いまや時代の流れというか、今頃まだ議論をしているのかと言われそうな話ではありますが、
様々な疑問も出ています。

端末導入の費用や通信費など新たにかかるコストが
ペーパーレスなどによる削減効果に見合うのか。

議員も様々な年齢・職歴の方がいるため、
貸与されたタブレット端末を使えないことがおきないか。

議場で議員がみんなしてタブレット端末を見ていた場合に、
傍聴者からどう見えるのか、などなど。

こうした課題を置き去りにして拙速に進めればかえって税金の無駄遣いにもなりかねません。
日本共産党党市議団としては慎重な対応を求めてきました。

が、それだけではすまないので、党市議団としてメリットとデメリットを先行議会に学ぼうと、
全国で一番早くタブレット端末を導入したという飯能市議会を11月6日に視察してきました。

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当日は、飯能市議会副議長から(!)取り組み状況について、
紙使用量の削減や、災害時の情報共有、市と議員の情報伝達などで
成果をあげているとのお話がありました。


同時に、議員のなかには使い方が分からないなど不安の声もあったそうです。
そのため、全議員が使えるようにしようと、半年間の試用期間を設け、
4回にわたる講習会を行うなど丁寧な対応をしたとのこと。

また、ペーパーレス化も一気には進めず、議員間の合意を得ながら範囲を広げ、
費用も議員の個人負担を設けているとのことでした。


傍聴者からどう見えるのか、についてお聞きすると、
これまで問題視する意見は寄せられていないし、

むしろタブレット端末を導入したことが市民からも評価されているとのこと。

ちなみに、議場内でもインターネットに接続できるので、
タブレットで何を見ているか(しているか)は議員の資質の問題、
と厳しく指摘していました。

飯能市議会はタブレット導入から4年ということで、
端末の更新(買い替え)を検討しているとのこと。
(バッテリーがへたってきたそうです)
飯能市議会IT会議を構成してそうしたことも検討しているそうですが、
ICTに詳しい若手議員の積極的な提案とともに、
年配議員に配慮した形での推進を大事にしている、
との話は印象的でした。
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飯能市議会のとりくみは、先行しているだけに示唆に富んでいるものでした。
さいたま市は遅れて出発した分、先進の努力に学んで
意義あるICT化を進めていきたいと思います。