松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2016年01月

18歳選挙権で高校生に生の声を聞きました

今年の参議院選挙から18歳選挙権が施行されようとしています。

高校生の政治活動に対して規制をかける文科省の通知が出されたり
学校での政治教育のあり方についても様々な議論がされています。

文部科学省:高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等について(通知)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1363082.htm

では当の高校生はどうとらえているのか、
ある企画で二人の高校生から話を聞く機会がありました。

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二人ともVIP埼玉(学生・高校生の平和サークル)で
戦争法反対のとりくみを昨年からしてきている高校生です。
そういう意味では「意識が高い」のかもしれませんが、

「これまでは自分が投票できず悔しい思いをしてきた」
「18歳選挙権はうれしい」

と口をそろえて言っていたのが印象的でした。

そこでどうして政治に関心を持つようになったのか、聞きました。

一人は「もともと本が好きだった」とのことで、
新書やノンフィクションなども読んでいたとか。
中学生の時、国語の先生が、
単元の内容をまとめて感想・意見を付すレポートを課していたことで
自分の意見をまとめる・考えるようになったそうです。

彼は自民党のマニフェスト(赤線を引いてました!)を持ってきて、
色々と情報をチェックし、自分で考ようとしているのがよく見て取れました。

またもう一人は、祖母の戦争体験を聞いて、
平和への意識を強く持っていたそうです。
また、両親が社会活動をしている姿を見てきたことも
影響しているとのことでした。

二人の話を聞いて興味深く感じたのは、
学校教育や親族など様々なことが影響しているということ。

いまは学校での政治教育ということに焦点が当てられています。
もちろん政治を正面から扱うことも大事ですが、
「自分で考え、つかみとる力」を身につけることの大事さも
二人の話を聞いて感じました。

それにしても、
二人が自分の考えをしっかり話し、
政治に向き合っている姿を見て思わず
「自分が高校生の時は…」と考えてしまいました。

私が高校生だったときは、全く政治と向き合っていませんでした。
当時、国内ではリクルート事件など政界汚職で荒れていたのと、
国際的には東欧諸国やソ連の崩壊があったことは覚えていますが…。

ただ、今思えば、ということで自分が社会に目を向けるきっかけになったのが
大学の授業料が高く、家庭に負担になっている、
ということでした。

大学進学に際して、
二人の兄が文系とはいえ私大に進学していたことと、
私の希望が理学部で私大では学費が年130~150万くらいで
非常に高い!ということで
「家から通える国立大学」というのが条件だと理解していました。

大学で学生自治会の活動に出会い、
国際的に見て日本の大学授業料は以上に高く、
財政的にも国際水準から大きく立ち遅れていることなどを知りました。
さらに、文部省(当時)や国会議員のところへ陳情へ行き、
直接官僚や政治家(秘書の場合もありましたが)と接したことは
生の体験として強烈なものがあり、
政治にしっかり向き合うキッカケになりました。

また、子どものころから親に連れられて、
戦争や原爆など平和をテーマにした映画を
よく見に行ったことは平和への思いを強く持つ原点となっています。

学校教育はもちろん大事ですが、
直接見て触れるという体験や
間接的であれ戦争の実相に触れるなの体験も重要だと
自分の経験も思い返して感じました。

その点、文科省の通知は
高校生の自由な活動を規制することに主眼を置いており、
問題があります。

主権者であるはずの高校生を国家が規制しようという発想自体が、
国家が国民を統治するという、
現行憲法を逆立ちさせた前時代的なもので許されません。
そういう政治を進めている政党が「自由」と「民主」を党名にしているのは
お寒い話です。

上から目線で抑えつける政府のやり方は、
高校生を主権者として扱わないもので認められません。

しんぶん赤旗/主張/高校生の政治活動/憲法が保障した自由を奪うな
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-10-11/2015101101_05_1.html

主権者の自由を奪うよりも、政治がやるべきことがあるはずです。
先日の国会質問で日本共産党の田村参院議員が
給付制奨学金制度の創設を迫りましたが、
若者の夢を応援するのことこそ政治の役割ではないでしょうか。

しんぶん赤旗/論戦ハイライト/異常な高学費 自助努力は限界
/参院決算委 田村智子議員の質問/実態を示し給付奨学金迫る
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-01-22/2016012202_03_1.html

高校生の率直な意見を生で聞くことができたのは、
私にとっても貴重な機会となりました。
参議院選挙に向けて、若い人との共同の輪をいっそう広げたいと思います。

安保法廃止オール緑区の集い

1月22日に安保法を廃止するオール緑区のつどいが行われ、
私も参加しました。

↓講演をする小林節さん(遠くてわかりませんね…)
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安保法(戦争法)を廃止するオール緑区の会は、
緑区の様々な個人・団体が集まって昨年12月に結成。
安保法(戦争法)廃止2000万人署名の目標達成と
安保法廃止の政府実現をめざしています。

22日のつどいでは、慶応大名誉教授の小林節さんの講演をメインに、
VIP埼玉の高校生や子育てママ、
埼玉・大学人の会の独協大教員、
元朝日新聞記者の方がそれぞれの立場から発言。

ちなみに元記者の方以外はみな女性。
平和を願う気持ちが、みずみずしく語られました。

戦争法廃止2000万人署名は緑区では5月までに
2万人目標で現在6500人をこえたところ、との報告がありました。

会場には子ども連れの方も多くみられ、
380人が参加したとのこと。
「餅を食べたら忘れる」
どころか、熱意は続いていると感じました。
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オール緑区のつどいは「埼玉新聞」で報道されました。

埼玉新聞/<安保法>法制廃止へ緑区で集会 緊急事態条項は現行憲法を否定
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/01/24/10.html

なお、戦争法廃止の政府に向けた
野党間の協議状況に対していろいろな意見をいただいています。
なかなか前進しない現状にいら立つ声もうかがっています。

日本共産党としては、とにもかくにもこの埼玉では
伊藤岳さんを定数3の中に押し上げることが
戦争法を廃止するもっとも確かな力になると考えています。

伊藤岳さんのお祖母さんは海軍特攻隊基地のある町に住み、
多くの若者が飛び立つのを見た経験から、
「戦争は2度とだめだ」
と岳さんにいつも話していたそうです。

戦争の悲惨さ、平和への思いを
子どものころから持ち続ける伊藤岳さん。
戦争法廃止の政府を提案した日本共産党の伊藤岳さんこそ、
平和の願いを確かに託せる人です。

私は以前、議員になる前ですが、
日本共産党埼玉県委員会の常任委員として
伊藤岳さんといっしょに仕事をした時期がありました。

2000年代、選挙のたびに議席が後退するなかでも、
国政候補として政治変革の先頭に立ってきた姿を見てきました。
不屈の、信念の人だと心から思います。

ぜひとも国会へおしあげたい人です。
ぜひ伊藤岳さんを応援してください!

東浦和駅前の喫煙スペースが移動

東浦和駅からは、埼玉協同病院へのバスが出ています。

ところが、駅改札口から発着所の間に灰皿があったことから、
受動喫煙について対策を求める声が
病院を利用する方や、病院関係者から寄せられ、
私からも市に対策を求めてきました。

この間、市が灰皿の設置者や自治会とも調整をして、
このほど駅前広場の別のポイントに移動することになり、
昨年12月に実現しました。

要望を寄せてこられた方々からはたいへん喜ばれています。


↓灰皿移動後の東浦和駅の様子
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さいたま市には
「さいたま市路上喫煙及び空き缶等のポイ捨ての防止に関する条例」
がつくられていて、
大宮駅や浦和駅など主要な駅の周辺で禁煙エリアを決めています。

さいたま市HP/さいたま市路上喫煙及び空き缶等のポイ捨ての防止に関する条例
http://www.city.saitama.jp/001/009/014/p003040.html

市は対象駅をさらに広げることについては、
環境美化指導員の配置をしなければならなくなるので
財政上難しい、とのこと。

たばこの健康上の悪影響についてはいまさら指摘するまでもありません。
喫煙者のみならず、受動喫煙や胎児への影響もあります。
(個人的にはあの匂いはたいへん苦手です)

全体として規制を強める方向で市に働きかけていきたいと思います。

原山に遊歩道整備 長年の要望が実現!

朝起きたら外が真っ白!(;゚Д゚)
こんなに積もると思ってなかったので
子どもたちのスノーブーツをあわてて出すなど
朝はバタバタしました。

歩道も雪が積もっているので
外に出るときは気を付けてください。

↓さいたま市役所前。議会棟からの景色です。
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さて、15年以上も住民のみなさんがとりくんできた
緑区原山4丁目の遊歩道整備が実現の運びとなりました。 

もともとは、市が道路を通そうとして土地を確保してきたものですが、
長らく空き地になっていました。

幹線道路同士を横につなぐ計画ということもあり、
車の通行量が多くなることが予想され、
交通安全や住環境悪化を心配する声が多くでていたとのことです。

そのため、2005年には住民から遊歩道として整備してほしい、と
約700人の要望署名が市に出されています。
また加川前市議をはじめ党市議団の先輩たちが議会質問でとりあげてきました。
住民のみなさんが10年以上にわたってとりくんでいた要求が実現することを嬉しく思います。

すでに計画の半分については住民説明会が行われたという話を聞き、
1月13日に住民の方と市南部建設事務所の担当課に建設の状況を聞き取りました。

1601 原山遊歩道

住民説明会が行われた半分については、
今年7月中に工事が終わる予定です。
なお「ベンチを設置してほしい」という要望も出されていましたが、
説明会に参加した方へのアンケートで9割が設置に反対したとのことで、
実現は難しい状況です。
人が滞留すると近所の方としては騒音などが気になるようです。

残りの半分については、
市は遊歩道整備の「イメージ」を示しているだけですが、
来年度(2016年度)中に建設に着手したい考えを示しました。

私からは担当課の話しを聞いたうえで、
原山小学校や原山放課後児童クラブの近くであることから、
工事車両等の子どもへの安全対策に万全を期すよう求めました。

また沿道沿いの住民のみなさんとの合意形成にしっかりとりくむことや、
遊歩道をまたいでいる日の出通りの交通安全対策にとりくむことを要望しました。

↓1月15日に浦和駅東口で朝の宣伝。寒くなってきました。
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2016年・今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

元旦は実家で両親、兄たちの家族と過ごしました。
子どもたちとサッカーをしましたが、
あっという間に息が切れてしまいました(^^;)

合間で両親ともいろいろ話し、
意見交換(?)をしたのですが、
親子だからこその率直な話もいいものです。

さて、本日・3日は緑区内で宣伝カーを走らせ、
とてもいい天気の下、新年のあいさつをしました。
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引き続き、市政にしっかり取り組む決意とともに、
参院選で日本共産党を大きく伸ばしてください、
とうったえてまわりました。

明日・4日から仕事はじめとなる方も多いと思います。
日本共産党も、「党旗びらき」という仕事はじめの集会があります。
志位和夫委員長があいさつ(お話)をします。

2016党旗びらき - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_XZHtCWiZwo&feature=youtu.be
ライブ中継=4日・10:45から

私も党緑区事務所で緑区党・後援会のみなさんと聞く予定です。


また、明日から浦和美園駅東口側に美園複合公共施設がオープンします。
コミュニティセンターや支所、図書館、教育相談室・適応指導教室
が入った副業公共施設です。

【日本経済新聞】さいたま市、浦和美園に複合公共施設 図書館や支所
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO95120520U5A211C1L72000/

先だって、12月26日に落成式が行われ、
大木学市議(岩槻区)といっしょに参加してきました。
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美園地域に人口が増えるもとで、
求められてきた施設でもあります。
ご利用いただくとともに、
引き続き、市政への要望をお寄せください。