松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2016年03月

尾間木地域に複合公共施設ができました

本日23日はさいたま市立小学校の卒業式。
私も近くの小学校卒業式に臨席してきました。
卒業されるみなさん、おめでとうございます。
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さて、尾間木地域に消防署・児童センター・公民館が入る
複合公共施設の落成式が22日に行われました。
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すでに消防署は移転しています。
児童センターと公民館は4月1日から開館になります。

消防署建設に当たっては周辺の住民のみなさんから
サイレン等に対してうるさいのではと心配の声があがったこともあり
吸音性の材質を使うなど設計を変更したことで
着工が遅れました。

さらに建設工事が始まってからも水が湧いたとのことで、
その対策でまた完成が遅れました。

尾間木公民館もながらくいわゆるプレハブで部屋数も少ないことから
早期の建設を望む声が私のところにも多く寄せられていました。

また建設計画が明らかになるなかで、
駐車場台数が当初20台となっていましたが、
住民の声もあり、加川前市議も市に求め、33台に増えました。

紆余曲折はありましたが、開館にこぎつけたことを嬉しく思います。
児童センターは緑区はこれまでなかったので、
多くの方に利用していただきたいと思います。
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↑道路側・正面から見た消防署

1月には美園地域にコミュニティーセンターや図書館、支所などが入った
複合公共施設がオープンしたばかりです。

市民要望を受けてできたものとはいえ、
複合化した施設ばかりなのには理由があります。

今のさいたま市は、公共施設整備については
単体ではつくらない、
つくるなら複合化してかつ床面積を減らす、
といった方針をとっています。

その名を「公共施設マネジメント計画」と言います。

さいたま市HP/さいたま市公共施設マネジメント計画
http://www.city.saitama.jp/006/007/014/014/002/index.html

国の方針もあって、多くの自治体がこうした「計画」を立てています。

ところがこの方針によって市民に必要な施設がつくりにくくなっています。

例えばさいたま市の市営住宅の住民当たり戸数が政令市中最低です。
建て替えを進めていますが、5戸しか増やしません。
党市議団は増やすよう求めていますが、
公共施設マネジメント計画で増やさないと決めたから増やさない、
という機械的な答弁が返ってきます。

市民の願いよりも机上で作った「計画」が優先されるという
逆立ちした行政がいまのさいたま市で進められています。

もちろん、財政に限りはあるのでなんでも好きなだけとはいきませんが、
市営住宅のように不足している施設の建設まで抑え込むのは本末転倒です。

「住民福祉の増進」という地方自治法に書き込まれた
地方自治体の本来の役割を置き去りにした「計画」は見直すべき、
と私たち党市議団は考えています。

卒園式を迎えて

昨日は下の子の卒園式でした。

入園から6年。
親が仕事に忙しいなか、
保育園に育ててもらった、
というのが実感です。

式の最中も、わが子の成長や、
お世話になった保育士さんたちの姿を見て
涙腺がゆるみっぱなしでした。

自分の子どもだけでなく、
お友達の成長もまた感じて
これまた涙腺がゆるみました。
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働く親にとって保育園は本当にありがたいものです。
同時に、親にとってというだけでなく、
子どもにとっても集団生活の中でもまれて成長できる
かけがえのない場所です。

いま、働く人の労働環境はたいへん劣悪であり、
そのなかで子育てをすることがどれほど大変なことか。

保育園をとりまく状況も、
必ずしもあたたかい応援のまなざしばかりではなく、
迷惑施設扱いされることもあります。

私の子どもは公立の保育園に通いましたが、
私立保育園では保育士が低賃金であるなど
処遇改善が大きな課題になっています。

また、保育園の入所を希望して申し込んでも
入れない実態が広くあるのも問題です。
この春、さいたま市でも約7000人が新規入所を申し込んで、
2100人を越える3人に1人の子どもが入れませんでした。

最近では保育園に落ちたと、
激しい言葉で批判したブログも話題になりました。

私も、上の子は認可保育所に入れませんでした。
もう9年近くたちますが、
不承諾通知を見た時の衝撃は今でも忘れられません。
あわてて認可外保育施設に電話をかけまくって、
空きがない、もしくはあと一人とか二人しか空いていない、
ぐずぐずしていたらどこにも預け先がなくなる、と
見学することもなく即決で決めました。
結果的にはよくしていただいたのですが、
市内では死亡事故をおこした認可外保育施設もあります。
そのことを思うと本当に複雑な思いにかられます。

保育園に落ちた!
と激しい怒りにかられたその気持ちには共感します。

子育てがギャンブルみたいな今の日本の状況は
たいへん歪んでいると思います。

くどくど書いてきましたが、
親にも保育園(とそこで働く保育士)にも
困難な状況が取り巻いています。

そうしたなか、
「卒園」まで子どもたちが成長し、
それを親や保育士が支えてきたことを式の最中に思い、
やっぱり涙腺がゆるんでしまいました。

先日の予算委員会で質問に立った際、
市立保育園で多くの非正規保育士がフルタイムで、
しかもかろうじて200万円を超える程度の賃金で
雇用されている実態を告発し、
改善を求めました。

自分の子どもは卒園しますが、
子どもたちを育ててもらった保育園に
「恩返し」というとおこがましいかもしれませんが、
引き続き環境整備に力を尽くしたいと思っているところです。

↓卒園祝いで焼肉屋へ。シメはチョコパフェ。
いつもに増して甘々な親でありました(^^;)
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戦争法廃止と平和行政

本日で2016年度予算審議の予算委員会が終わりました。
連日、夜6時7時までの審議でしたが、
予算委員会の採決を行う今日は結局8時ころまでかかりました。

子どもを保育園に迎えに行くはずだったのですが、
急きょ近所の方にお願いすることになってしまいました。

自民党が予算全体は賛成だが、
トリエンナーレ(国際芸術祭)が
当初7億円と言っていたのが8億円近くになったことや、
さいたまクリテリウム(国際自転車競技大会)が
3年契約は現市長の任期を越えることに対し、
このままでは賛成できないということで
修正案などを次々提案。
結果、時間がかかってしまいました。

自民党なりに納得できるものにしよう
ということでの修正案だったのでしょうが、
私としては予想外に時間がかかり、
子どものことでは慌てることになりました。

近所の方に助けていただいたので、
本当にありがたかったです。

本日は2016年度予算の反対討論にたったのですが、
そのことはまた後日書こうと思います。

さて、3月6日に大宮区鐘塚公園で
安保関連法廃止!立憲主義を取り戻す
オール埼玉総行動がありました。
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↑中央舞台前もまわりのコンコースも人でギッシリでした

赤旗はもちろん、一部マスコミにもとりあげられました。

【東京新聞】一致団結し安保法廃止を さいたまで87団体など1万人余「総行動」:埼玉
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201603/CK2016030702000197.html
【埼玉新聞】安保法の廃止訴え、大宮で集会 県内のママや、高校生ら1万人参加 - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00010002-saitama-l11
【しんぶん赤旗】戦争法必ず廃止 埼玉総行動に1万人/2000万署名に全力
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-07/2016030701_02_1.html

私も参加しましたが、1万人を超える人が集まりました。
緑区のみなさんと、北与野駅までパレード。
途中からハンドマイクかつぎもしながらアピールしました。

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日本共産党も含めた野党5党が、
戦争法廃止や選挙協力などで合意にこぎつけましたが、
こうした市民パワーが野党共闘を支えていると実感。

7月の参議院選挙で勝利することで、
この流れをより加速させられると感じました。


ちなみに先日の予算委員会で質問に立った際、
平和行政について取り上げました。

来年度、「平和推進事業」の予算額が3分の1に減ることを指摘し、
憲法公布70年に相応しく拡充するよう求めました。

答弁は、

平和都市宣言で日本国憲法の恒久平和の理念が表明されている、
恒久平和という憲法の理念を継承した事業内容だ

というものでした。

聞いていることに直接こたえているのか、
という点では微妙な感じもしますが、
平和都市宣言と憲法のかかわりを明確にしたので、
その点はいいのですが、
実際には9条俳句訴訟が起きているなど、
市政が憲法にまじめに向き合えているのかは疑問があります。

討論では行政の隅々まで平和都市宣言の精神を行き渡らせるように、
という主旨のことを盛り込みました。

市議選の時、「くらしと平和を守る」というのが
私のうったえの一番の中心でした。

国と地方では現れ方ややれることが違いますが、
憲法を壊す動きに対して立ち向かっていきたいと思います。