松村としおのブログ

  ★くらし・平和を守る政治を! 松村としおの活動日記★ さいたま市議会議員(緑区選出・日本共産党)

2016年12月

看護学生の授業料は値上げで市長・議員のボーナスはアップ(怒)

本日は12月議会最終日。

議案・請願の採決に先立ち、
日本共産党さいたま市議団を代表して討論に立ちました。

1612 討論③


一番問題の条例は何といっても
市長と議員のボーナスアップです。

市長は約19万円、議員は約12万円も年間でアップします。
議員(議長含む)全員分で年間700万円あまりになります。

同時に、市立高等看護学院の受験料・入学金・授業料値上げ条例も出されました。
受験料 6000円→1万円
入学金 〔市内生〕7000円→8000円
    〔市外生〕9万円→10万円
授業料 1万3000円→1万5000円

これで市の収入が270万円ほど増えるというのです。
市は「受益者負担」を振りかざしますが、
大半は市立病院または市内病院に卒業後勤務しています。
「受益者」は市民であって、学生ではありません。

看護師不足が言われているのに、なぜ能力以外の部分でハードルを高くするのか。
値上げ自体に道理がありません。

しかも収入のない学生に負担増を強いておきながら、
市長・議員のボーナス(期末手当)は増やすなんて
おかしな話ではありませんか。

残念ながら両方ともキッパリ反対したのは日本共産党だけでした。
本当に残念です。

そもそもこういう条例を提案してくるさいたま市も問題です。

…不要な負担増を市民(学生)に強いて痛みを感じない。
…市民のくらしが厳しくなっていても平気で3年連続でボーナスをあげる。

どちらにしても市民のくらしが目に入っていないのだとつくづく思います。

しかも、地方議員の年金について、
「地方議会議員が安定した年金制度の加入対象となるための法整備も含めた検討」
に早急にとりくむよう求める議員提出の意見書が出されました。

現在、地方議員は(私もそうですが)国民年金に加入しています。
(以前は議員年金は特別な制度がありましたが、一昔前に廃止されました)
いわば自営業者というか個人事業主みたいな感じです。

国民年金の額の少なさをそのままにして、
議員だけは別制度で新たに税金を投入して救済せよ、というのは筋が通りません。

しかも国会で年金カット法を強行しているのですから、
二重に勝手な話で、日本共産党はこれまたキッパリ反対しました。
(賛成多数で可決されてしまいましたが)

ちなみに、日本共産党=何でも反対というイメージがあるようですが、
この12月議会で市長が出してきた条例のうち、反対したのは2割ほどです。
逆に言えば8割の条例は賛成しています。

来年は市長選挙があります。
市民のくらし最優先の市政に変えたいですね!

市立病院までバス路線の延長を

今行われている12月議会も間もなく22日に閉会予定です。

今回のまちづくり委員会で、私はバス路線の拡充を求めました。

国際興業バスが運行している
東浦和駅~馬場(ばんば)折返所のバス路線を
あと少し、市立病院まで伸ばしてほしい、というものです。

今年、都市計画道路が開通したことでその条件が整いました。

↓周辺の地図です


あわせて他のバス路線での停車数の増加や

バス停に屋根をつけることを求める
署名活動に市民のみなさんととりくみました。
そのなかで、要求が非常に強いことを実感しました。

私は上記バス路線の延伸について市の考え方や課題を質問。
都市計画部長の答弁は
「路線バス事業者側から市立病院を所管している保健福祉局との間で協議している」
というものでした。

議会前に担当課に聞き取りをした時には
「市民から市に要望が寄せられているので国際興業バスに伝えている」
という程度の話しだったので、具体的に進みだしていることが明らかになりました。

1612 議案外 (1)


質問後の12月17日に国際興業バスさいたま東営業所に
署名をもって要望に行きました。
副所長さんに応対していただきしました。

1612 国際興業バス①


その場で返事ということはありませんでしたが、
みなさんの話しをしっかりと聞いていただき、
本社にあげて検討したいということでした。

公共交通を担っているとはいえ、一般の会社(民間事業者)ですから、
市に対する要望とは一味違うものがありましたが、
強い要望が寄せられていることはしっかり伝えられたと思います。

同時に、バス会社も騒音・振動や排気ガスなどへの苦情が寄せられている、
などの話しも副所長さんからありました。

騒音・振動は舗装の問題もあるし、
排気ガスは環境対策の関係もあるので、
行政ができることもあるのではと思いました。

忙しいなか要望署名を受け取っていただいた
国際興業バス副署長さんに
この場を借りて感謝申し上げます。

いずれにしても実現へ粘り強く取り組んでいきたいと思います。